2024.4.12

グルメ

円山散策の帰りは“市場で買い物”100年以上愛される"地域の台所"「ミニまるいちば」ガイド

札幌市の円山エリアで一世紀以上続く『ミニまるいちば』は、青果店や精肉店、惣菜店など5つのお店が入った小さな市場。

年配層から子育て世代まで幅広い年齢層が訪れています。

この記事では、そんな地元民に愛される『ミニまるいちば』の魅力を紹介します。

「ミニまるいちば」とは?

まずは、『ミニまるいちば』がどのような歴史を経て現在の形になったのかを見ていきましょう。

時は明治の中頃。

人口が増加し、野菜の需要が高まっていた札幌では、農家の人たちが野菜を街まで売り歩くようになりました。
当時は畑だった南1条西11丁目あたりに農家が集まるようになり、中でも円山から来る人が多かったことから「円山朝市」と呼ばれるようになったんだとか。
市街地が広がるにつれ、朝市は西へ移動。

1923年に現在の『ミニまるいちば』がある大通西24丁目の一角に市場が建設されました。
1970年には2階建ての「円山市場」が完成し、ピーク時には50店舗が入るほど大盛況だったんですって。
しかし近隣に大型スーパーなどができ始め、徐々に衰退。

2010年に閉店を迎えました。
そんな中、"市場の歴史を途絶えさせてはいけない"と5店舗が集まり、『ミニまるいちば』として2012 年に復活したのです。

現在、『ミニまるいちば』に入っているお店は全部で5店舗。

ほとんどが創業50年を超える老舗です。

実際に買い物してみることに

「みんテレ」では、そんな歴史ある『ミニマルいちば』で実際にお買い物をしてみましたよ。

まず訪れたのは、『花&鉢 くまがい』。
「季節の花を買っていく方が多い」と話すのは、熊谷修治さん。

春先はチューリップやフリージアが人気だといいます。

この日は、3000円で花束をオーダーしました。
続いて伺ったのは、鮮魚を扱う『よしだ商店』。

吉田好孝さんは、創業65年ほどになると話します。
メインで扱うのは紅鮭ですが、この日は別海町でとれた春ニシンをいただくことに。

吉田さんによると、煮て食べるのがおすすめとのこと。

調理法を伺って次のお店へ向かいます。
『高橋精肉店』では、高橋修さんおすすめの味付き肉をゲット。

「オリジナル味噌漬け 知床ポーク 豚本ロース」は、自家製味噌を使った自慢の一品です。
『味自慢 手作り惣菜の小松』には、70~80種類の総菜がそろっていました。
小松幹秀さんによると、1番人気は「だんしゃくコロッケ」。

ちょっとこんもりした形が特徴です。
『熊谷青果店』は『ミニまるいちば』で最も大きいお店。

「お客さんが食べるまでが仕事」をモットーにしていて、野菜の知識だけでなく食べ方や食べる時期まで教えてくれる"丁寧な接客"で人気なんです。
「鮮度が圧倒的に違うと思う」と話すのは、5代目の熊谷啓介さん。

「少ない量でも絶対おいしいものをというのをずっと続けているので、価格は少々高いかもしれないけど間違いなくおいしいものが手に入る」といいます。
この日は、北海道産のレタスときゅうりが入ってきたとのことで購入。

直接話すと商品がいつも以上に魅力的に感じられますよね。

20分ほどで豪華な食卓に!

買ってきた材料でできたのがこちら。

20分ほどで豪華な食卓になりましたよ。
春ニシンで作った煮つけは、対面で買って調理法を聞いたからこそ作ることができた一品。

身がやわらかくて絶品でしたよ。
『高橋精肉店』で購入した味噌漬けの豚肉は、まろやかな味わいでお肉もやわらか。

付け合わせのレタスときゅうりもシャキシャキです。
なめらかでふんわりとした食感の「だんしゃくコロッケ」は、食べ応えも抜群でした。

今だからこそいきたい「ミニまるいちば」

明治から令和へ受け継がれる伝統の市場文化。

人と人とのつながりが薄れている時代だからこそ、ここには必要なものがあるのかもしれませんね。
ミニまるいちば
住所:札幌市中央区北1条西24丁目

*みんテレ3月15日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

「ミニまるいちば」とは?

まずは、『ミニまるいちば』がどのような歴史を経て現在の形になったのかを見ていきましょう。

時は明治の中頃。

人口が増加し、野菜の需要が高まっていた札幌では、農家の人たちが野菜を街まで売り歩くようになりました。
当時は畑だった南1条西11丁目あたりに農家が集まるようになり、中でも円山から来る人が多かったことから「円山朝市」と呼ばれるようになったんだとか。
市街地が広がるにつれ、朝市は西へ移動。

1923年に現在の『ミニまるいちば』がある大通西24丁目の一角に市場が建設されました。
1970年には2階建ての「円山市場」が完成し、ピーク時には50店舗が入るほど大盛況だったんですって。
しかし近隣に大型スーパーなどができ始め、徐々に衰退。

2010年に閉店を迎えました。
そんな中、"市場の歴史を途絶えさせてはいけない"と5店舗が集まり、『ミニまるいちば』として2012 年に復活したのです。

現在、『ミニまるいちば』に入っているお店は全部で5店舗。

ほとんどが創業50年を超える老舗です。

実際に買い物してみることに

「みんテレ」では、そんな歴史ある『ミニマルいちば』で実際にお買い物をしてみましたよ。

まず訪れたのは、『花&鉢 くまがい』。
「季節の花を買っていく方が多い」と話すのは、熊谷修治さん。

春先はチューリップやフリージアが人気だといいます。

この日は、3000円で花束をオーダーしました。
続いて伺ったのは、鮮魚を扱う『よしだ商店』。

吉田好孝さんは、創業65年ほどになると話します。
メインで扱うのは紅鮭ですが、この日は別海町でとれた春ニシンをいただくことに。

吉田さんによると、煮て食べるのがおすすめとのこと。

調理法を伺って次のお店へ向かいます。
『高橋精肉店』では、高橋修さんおすすめの味付き肉をゲット。

「オリジナル味噌漬け 知床ポーク 豚本ロース」は、自家製味噌を使った自慢の一品です。
『味自慢 手作り惣菜の小松』には、70~80種類の総菜がそろっていました。
小松幹秀さんによると、1番人気は「だんしゃくコロッケ」。

ちょっとこんもりした形が特徴です。
『熊谷青果店』は『ミニまるいちば』で最も大きいお店。

「お客さんが食べるまでが仕事」をモットーにしていて、野菜の知識だけでなく食べ方や食べる時期まで教えてくれる"丁寧な接客"で人気なんです。
「鮮度が圧倒的に違うと思う」と話すのは、5代目の熊谷啓介さん。

「少ない量でも絶対おいしいものをというのをずっと続けているので、価格は少々高いかもしれないけど間違いなくおいしいものが手に入る」といいます。
この日は、北海道産のレタスときゅうりが入ってきたとのことで購入。

直接話すと商品がいつも以上に魅力的に感じられますよね。

20分ほどで豪華な食卓に!

買ってきた材料でできたのがこちら。

20分ほどで豪華な食卓になりましたよ。
春ニシンで作った煮つけは、対面で買って調理法を聞いたからこそ作ることができた一品。

身がやわらかくて絶品でしたよ。
『高橋精肉店』で購入した味噌漬けの豚肉は、まろやかな味わいでお肉もやわらか。

付け合わせのレタスときゅうりもシャキシャキです。
なめらかでふんわりとした食感の「だんしゃくコロッケ」は、食べ応えも抜群でした。

今だからこそいきたい「ミニまるいちば」

明治から令和へ受け継がれる伝統の市場文化。

人と人とのつながりが薄れている時代だからこそ、ここには必要なものがあるのかもしれませんね。
ミニまるいちば
住所:札幌市中央区北1条西24丁目

*みんテレ3月15日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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