いつまでも変わらずに残り続けてほしいグルメ、あなたにもありますか。
ノスタルジックな店内。子どもの頃食べた、どこか懐かしいメニュー。 愛され続ける味を紹介する「北海道ランチ遺産」。今回は地元の皆さんに愛されるお寿司屋さんを紹介します。
札幌市西区発寒にある『あけぼの寿司』は1978年創業、今年で46年目を迎える地元の名店です。
カウンターに立つのは、半世紀近くお寿司を握ってきた店主の坂本龍治さん、71歳です。なんだか高級感漂うお寿司屋さんですが、驚きなのは、その価格。
カウンターに立つのは、半世紀近くお寿司を握ってきた店主の坂本龍治さん、71歳です。なんだか高級感漂うお寿司屋さんですが、驚きなのは、その価格。
ランチの生寿司は、何と770円。
本マグロにボタンエビ、ヒラメなど、その日おすすめの高級なネタも入っています。
本マグロにボタンエビ、ヒラメなど、その日おすすめの高級なネタも入っています。
ボリューム満点の生ちらしも同じく770円。
さらに…ツブ、アナゴ、イクラ、甘エビ、ホタテ…。
ランチタイムの一番人気は、1日限定10名、豪華なお好み寿司。お寿司のネタ表から好きなネタを10貫選ぶことができるんです。
ランチお好み寿司は、1,320円です。
ランチタイムの一番人気は、1日限定10名、豪華なお好み寿司。お寿司のネタ表から好きなネタを10貫選ぶことができるんです。
ランチお好み寿司は、1,320円です。
しかも、2貫までは重なっていいので、マグロ2個、サーモン2個、イクラ2個…という方もいるんですって。
「昼からこんなごちそうを食べられて幸せだわ」というお客さんに「よろこんでもらえればいい」と店主。
「昼からこんなごちそうを食べられて幸せだわ」というお客さんに「よろこんでもらえればいい」と店主。
なんと16年前に作ったメニュー表と、今も値段が変わっていないんです。
奥さんの千恵美さんによると、実は、メニューを作ってくれた人がとてもキレイに作ってくれたので、メニュー表を変えるくらいならと値段をそのままにしているんですって。
奥さんの千恵美さんによると、実は、メニューを作ってくれた人がとてもキレイに作ってくれたので、メニュー表を変えるくらいならと値段をそのままにしているんですって。
お得なのは、ランチだけではありません。
夜もウニやアワビが入った一番高い「超特選」でも3,080円というお値段!しかし、安くてもネタへのこだわりはすごいんです。
夜もウニやアワビが入った一番高い「超特選」でも3,080円というお値段!しかし、安くてもネタへのこだわりはすごいんです。
朝7時、市場で仕入れをする店主の龍治さん。「商品にはうるさい」とお店の人が話すように、自分の目で見てしっかりチェックします。
厳しいネタへのこだわり、そしてあけぼの寿司の破格のランチは市場でも有名なのだそう。
「よくやってるなと思う。それでも値切られたことは1回もない」「15年前と比べたら魚の値段は倍じゃきかない。すごい」と市場関係者は口をそろえます。
厳しいネタへのこだわり、そしてあけぼの寿司の破格のランチは市場でも有名なのだそう。
「よくやってるなと思う。それでも値切られたことは1回もない」「15年前と比べたら魚の値段は倍じゃきかない。すごい」と市場関係者は口をそろえます。
仕入れから帰ると早速ランチ営業の準備です。
自慢のシャリは、創業から使っている飯台と年季の入った扇風機で仕上げます。最近までシャリ切りは奥さんの千恵美さんがしていましたが、ひざを人工関節にしてから重いものを持てなくなって引退したのだそう。
自慢のシャリは、創業から使っている飯台と年季の入った扇風機で仕上げます。最近までシャリ切りは奥さんの千恵美さんがしていましたが、ひざを人工関節にしてから重いものを持てなくなって引退したのだそう。
1978年、龍治さんは今の店の近くに「あけぼの寿司(1号店)」を開業しました。千恵美さんが20歳、龍治さんが25歳で結婚したその年にお店を出したんですって。
あけぼの寿司がある西区発寒の「鉄工団地」は、多くの工場や企業で賑わっていました。若い夫婦が営む町のお寿司屋さんを支えてくれたのは、そこで働く人たちだったといいます。
あけぼの寿司がある西区発寒の「鉄工団地」は、多くの工場や企業で賑わっていました。若い夫婦が営む町のお寿司屋さんを支えてくれたのは、そこで働く人たちだったといいます。
この日も、創業当時から通うという90歳の常連客が。半世紀に渡り通い続けてくれる大先輩。「85歳までは(お店をやめると)諦める必要はない」とうれしい言葉をかけてくれました。
この日はもう1人、龍治さんがひときわ笑顔になるお客さんが来店。龍治さんの孫、かのんちゃんです。
お店の壁に貼ってあるかわいいメニュー表は、去年の敬老の日に「ジジとババへ」と、かのんちゃんが描いてくれたものなんですって。
夫婦二人三脚の46年ですが、継続のピンチもありました。
2016年、肺がんを患った龍治さんに、さらに追い打ちが…。貸しているペットショップが火事になり全焼。大病に火事、悲しい出来事の連鎖。
しかし、そんな中、救われる出来事も。
2016年、肺がんを患った龍治さんに、さらに追い打ちが…。貸しているペットショップが火事になり全焼。大病に火事、悲しい出来事の連鎖。
しかし、そんな中、救われる出来事も。
当時、広告代理店で働いていた長男の大輔さんが年に一度、社員の願い事をかなえるという社内イベントに応募し見事、その願いが叶いました。
そのイベントがあり「がんだけど頑張ろう!」という気持ちになったんですって。
この一大イベントを機に再び元気になった龍治さん。そんな夫婦が今も続けていることがあります。
この一大イベントを機に再び元気になった龍治さん。そんな夫婦が今も続けていることがあります。
週に一度、定休日前日の閉店後、龍治さんが千恵美さんのためだけにお寿司を握ってくれるのだそう。これが千恵美さんの楽しみ。
創業から46年続いているんですって。
創業から46年続いているんですって。
龍治さんが安くて美味しいお寿司を提供し続けるのは「よろこんでいるお客さんの顔を見るのが好きみたい」と千恵美さん。
「あと何年できるかわからない。お客さんが今の値段でうちの寿司食べたらラッキー。生きてる間に…」と話す龍治さん。
夫婦の歴史も感じる老舗のお寿司。いつまでも食べられるといいですね。
「あと何年できるかわからない。お客さんが今の値段でうちの寿司食べたらラッキー。生きてる間に…」と話す龍治さん。
夫婦の歴史も感じる老舗のお寿司。いつまでも食べられるといいですね。
札幌市西区発寒にある『あけぼの寿司』は1978年創業、今年で46年目を迎える地元の名店です。
カウンターに立つのは、半世紀近くお寿司を握ってきた店主の坂本龍治さん、71歳です。なんだか高級感漂うお寿司屋さんですが、驚きなのは、その価格。
カウンターに立つのは、半世紀近くお寿司を握ってきた店主の坂本龍治さん、71歳です。なんだか高級感漂うお寿司屋さんですが、驚きなのは、その価格。
ランチの生寿司は、何と770円。
本マグロにボタンエビ、ヒラメなど、その日おすすめの高級なネタも入っています。
本マグロにボタンエビ、ヒラメなど、その日おすすめの高級なネタも入っています。
ボリューム満点の生ちらしも同じく770円。
さらに…ツブ、アナゴ、イクラ、甘エビ、ホタテ…。
ランチタイムの一番人気は、1日限定10名、豪華なお好み寿司。お寿司のネタ表から好きなネタを10貫選ぶことができるんです。
ランチお好み寿司は、1,320円です。
ランチタイムの一番人気は、1日限定10名、豪華なお好み寿司。お寿司のネタ表から好きなネタを10貫選ぶことができるんです。
ランチお好み寿司は、1,320円です。
しかも、2貫までは重なっていいので、マグロ2個、サーモン2個、イクラ2個…という方もいるんですって。
「昼からこんなごちそうを食べられて幸せだわ」というお客さんに「よろこんでもらえればいい」と店主。
「昼からこんなごちそうを食べられて幸せだわ」というお客さんに「よろこんでもらえればいい」と店主。
なんと16年前に作ったメニュー表と、今も値段が変わっていないんです。
奥さんの千恵美さんによると、実は、メニューを作ってくれた人がとてもキレイに作ってくれたので、メニュー表を変えるくらいならと値段をそのままにしているんですって。
奥さんの千恵美さんによると、実は、メニューを作ってくれた人がとてもキレイに作ってくれたので、メニュー表を変えるくらいならと値段をそのままにしているんですって。
お得なのは、ランチだけではありません。
夜もウニやアワビが入った一番高い「超特選」でも3,080円というお値段!しかし、安くてもネタへのこだわりはすごいんです。
夜もウニやアワビが入った一番高い「超特選」でも3,080円というお値段!しかし、安くてもネタへのこだわりはすごいんです。
朝7時、市場で仕入れをする店主の龍治さん。「商品にはうるさい」とお店の人が話すように、自分の目で見てしっかりチェックします。
厳しいネタへのこだわり、そしてあけぼの寿司の破格のランチは市場でも有名なのだそう。
「よくやってるなと思う。それでも値切られたことは1回もない」「15年前と比べたら魚の値段は倍じゃきかない。すごい」と市場関係者は口をそろえます。
厳しいネタへのこだわり、そしてあけぼの寿司の破格のランチは市場でも有名なのだそう。
「よくやってるなと思う。それでも値切られたことは1回もない」「15年前と比べたら魚の値段は倍じゃきかない。すごい」と市場関係者は口をそろえます。
仕入れから帰ると早速ランチ営業の準備です。
自慢のシャリは、創業から使っている飯台と年季の入った扇風機で仕上げます。最近までシャリ切りは奥さんの千恵美さんがしていましたが、ひざを人工関節にしてから重いものを持てなくなって引退したのだそう。
自慢のシャリは、創業から使っている飯台と年季の入った扇風機で仕上げます。最近までシャリ切りは奥さんの千恵美さんがしていましたが、ひざを人工関節にしてから重いものを持てなくなって引退したのだそう。
1978年、龍治さんは今の店の近くに「あけぼの寿司(1号店)」を開業しました。千恵美さんが20歳、龍治さんが25歳で結婚したその年にお店を出したんですって。
あけぼの寿司がある西区発寒の「鉄工団地」は、多くの工場や企業で賑わっていました。若い夫婦が営む町のお寿司屋さんを支えてくれたのは、そこで働く人たちだったといいます。
あけぼの寿司がある西区発寒の「鉄工団地」は、多くの工場や企業で賑わっていました。若い夫婦が営む町のお寿司屋さんを支えてくれたのは、そこで働く人たちだったといいます。
この日も、創業当時から通うという90歳の常連客が。半世紀に渡り通い続けてくれる大先輩。「85歳までは(お店をやめると)諦める必要はない」とうれしい言葉をかけてくれました。
この日はもう1人、龍治さんがひときわ笑顔になるお客さんが来店。龍治さんの孫、かのんちゃんです。
お店の壁に貼ってあるかわいいメニュー表は、去年の敬老の日に「ジジとババへ」と、かのんちゃんが描いてくれたものなんですって。
夫婦二人三脚の46年ですが、継続のピンチもありました。
2016年、肺がんを患った龍治さんに、さらに追い打ちが…。貸しているペットショップが火事になり全焼。大病に火事、悲しい出来事の連鎖。
しかし、そんな中、救われる出来事も。
2016年、肺がんを患った龍治さんに、さらに追い打ちが…。貸しているペットショップが火事になり全焼。大病に火事、悲しい出来事の連鎖。
しかし、そんな中、救われる出来事も。
当時、広告代理店で働いていた長男の大輔さんが年に一度、社員の願い事をかなえるという社内イベントに応募し見事、その願いが叶いました。
そのイベントがあり「がんだけど頑張ろう!」という気持ちになったんですって。
この一大イベントを機に再び元気になった龍治さん。そんな夫婦が今も続けていることがあります。
この一大イベントを機に再び元気になった龍治さん。そんな夫婦が今も続けていることがあります。
週に一度、定休日前日の閉店後、龍治さんが千恵美さんのためだけにお寿司を握ってくれるのだそう。これが千恵美さんの楽しみ。
創業から46年続いているんですって。
創業から46年続いているんですって。
龍治さんが安くて美味しいお寿司を提供し続けるのは「よろこんでいるお客さんの顔を見るのが好きみたい」と千恵美さん。
「あと何年できるかわからない。お客さんが今の値段でうちの寿司食べたらラッキー。生きてる間に…」と話す龍治さん。
夫婦の歴史も感じる老舗のお寿司。いつまでも食べられるといいですね。
「あと何年できるかわからない。お客さんが今の値段でうちの寿司食べたらラッキー。生きてる間に…」と話す龍治さん。
夫婦の歴史も感じる老舗のお寿司。いつまでも食べられるといいですね。
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