2024.12.10

グルメ / 札幌

オープン直後から人気店「煮干し中華そば」パンチのある“名古屋めし”札幌・発寒南駅エリアのグルメ3店

 札幌市西区にある地下鉄東西線発寒南駅の周辺で、おすすめグルメを探索します。琴似発寒川が近くを流れる自然豊かな環境で、公園も多い住宅街の中に、おいしい店が静かにたたずんでいます。

中華の達人が作る煮干し中華そば

 「中華ソバ あそぶ龜」は、ホテルの中華料理の厨房で長く勤めた店主の片岡忠徳さんが手掛ける、煮干し中華そばの店。2024年7月にオープンしたばかりですが、客足が途絶えない人気店になっています。
 看板メニューのひとつが「煮干し正油蝦(エビ)ワンタン」(900円)。麺をすするたびに煮干しがふわっと香るあっさりとしたスープが、大きな特徴です。
 サイズの違う3種類の国産煮干しを24時間かけて水出し。その煮干しだしを65度まで加熱してから、煮干しをすぐに引き上げ、急速に冷まします。丁寧に取ったスープは、風味が強く、臭みが全くありません。
 タレも4種類のしょうゆをブレンドし、干し貝柱などのだしを効かせることで味に深みを出しています。エビのワンタンもふんだんに載っています。片岡さんが「食感を感じるように、エビをあまりつぶさないようにしています」と話す通り、プリッとした歯触りがたまりません。
 さらに、「煮干し酢」で味変するのもおすすめ。いった煮干しを酢に浸したもので、少し加えて食べると、さわやかさが増すだけでなく、複雑な味わいを堪能できます。
 2品目は、煮干しのうま味を凝縮した濃厚白湯スープの「白湯ニボソバ」(1100円)。目の前に出された瞬間から煮干しの香りが漂います。煮干しのうま味を最大限に感じられるよう、鶏や豚骨ベースの白湯スープをこし、砕いた煮干しを加えて混ぜ、もう一度絞るという手間をかけて仕上げています。
 夜は、「スペアリブとうち蒸し」(500円)や「肉焼売」(2個で250円)など本格中華の一品料理もおすすめです。片岡さんは40年間、中華料理の世界に身を置いてきました。調理師学校で中華の講師を務めた経験もあります。
 片岡さんは15年ほど前、「こんなうまいスープがあったのか」と煮干しラーメンのおいしさに目覚めたそう。還暦を機に、念願かなって店を構えました。
 「遊ぶ亀」と書いて「ゆうき」と読む片岡さんの父の名前が、店名の由来。「少しでも親子孝行ができたら。また、楽しんでできたらいいなと思って」と片岡さん。味に一切妥協せず、それでいて遊び心も伝わってくる店です。
中華ソバ あそぶ龜
札幌市西区発寒3条5丁目3-11
 

2大有名店のカレーを楽しめる!

 野菜にこだわったスープカレー専門店と、無水薬膳カレー店がタッグを組みました。
 デリバリースープカレー店の「C8curry」が移転してイートイン可能に。さらに、札幌市東区に本店を構える人気店「西神珈竰WAVE」の人気メニューも提供し、「一つのお店で二つのブランドが味わえる」とカレー好きが注目する店です。
 まず、「C8curry」の一品を。「じっくり煮込んだ角煮と野菜のスープカレー」(1550円)は、スパイスをしっかりと感じるコクのあるスープが自慢。鶏や豚骨のスープと和だし、トマトペーストをブレンドして作っています。
 角煮は柔らかく煮込んで一晩寝かせることで味を染み込ませ、スープに負けない美味しさに仕上げています。
 続いて、「西神珈竰WAVE」の「チキン ON 珈竰」(1290円)を。グルテンフリーで、油も極力使わない、体に優しい無水カレーです。ハーブなどで煮込んだチキンは鶏のうまさを十分に引き出していて、深みのあるカレールーにぴったりです。
 幻のタマネギと言われる東区特産の「札幌黄」をたっぷりと加えており、自然な甘さがふわっと広がります。うま味をアップするため、カツオぶしや道産昆布、塩麹といった和の素材も使っています。
 店長の新あずささんによると、タイプの違うカレーをどちらも食べてみたいと、二人で来店して1種類ずつ頼んでシェアする人も多く、一人で来店した人は「次は別のタイプを食べてみたい」とリピーターになってくれるそう。
 この店を経営している会社がキャンプ場の運営などアウトドア関連の事業も手掛けているため、ハンモックやテントなどを展示しているスペースも目を引きます。食事の前後に、アウトドアの擬似体験も楽しめます。
C8curry&西神珈竰WAVE
札幌市西区西町南12丁目5―13

本場・名古屋の味! 極厚サンド&あんかけスパゲティ

 2015年にオープンした「Café AoZoRa(アオゾラ)」。愛知出身のオーナーが作る名古屋グルメを目当てに、遠方からも来店者が多い評判のお店です。
 「コートレット」(1078円・イートイン価格)は、名古屋名物のあんかけスパ。肉や野菜のうま味が溶け込んだトマトベースのあんが、揚げたてのカツと相性抜群。コショウがピリッと効いて、さっぱりとしています。フライドポテトも名古屋では定番のトッピングだそう。
 あんとパスタが鉄板にくっつくのを防ぐため、パスタの下に卵焼きを敷き、ボリュームアップの具材にもなっています。
 店主のにっしーさんが北海道に引っ越してきて、あんかけスパを食べたくても提供している店がなく、自分の店で出すことにしたそう。愛知に住んだ経験のある人が「名古屋めし」を懐かしんで訪れる一方、初めてあんかけスパを食べる人からは「『なんじゃこれ?』と言われます」とにっしーさん。
 名古屋の喫茶店ではメジャーな「みそカツサンド」(825円・イートイン価格)は、自家製の赤みそだれがたっぷりで、キャベツとの相性が抜群。「厚焼き玉子サンド」(825円・イートイン価格)は、厚みのある砂糖不使用のだし巻き卵に、マスタードがアクセントになり、ボリューミーでも食べ飽きないおいしさです。
 パンチのある名古屋グルメを体験してみては。
 「Café AoZoRa(アオゾラ)」
札幌市西区西野3条4丁目6-7
※混雑時は提供までにお時間をいただく場合があります

中華の達人が作る煮干し中華そば

 「中華ソバ あそぶ龜」は、ホテルの中華料理の厨房で長く勤めた店主の片岡忠徳さんが手掛ける、煮干し中華そばの店。2024年7月にオープンしたばかりですが、客足が途絶えない人気店になっています。
 看板メニューのひとつが「煮干し正油蝦(エビ)ワンタン」(900円)。麺をすするたびに煮干しがふわっと香るあっさりとしたスープが、大きな特徴です。
 サイズの違う3種類の国産煮干しを24時間かけて水出し。その煮干しだしを65度まで加熱してから、煮干しをすぐに引き上げ、急速に冷まします。丁寧に取ったスープは、風味が強く、臭みが全くありません。
 タレも4種類のしょうゆをブレンドし、干し貝柱などのだしを効かせることで味に深みを出しています。エビのワンタンもふんだんに載っています。片岡さんが「食感を感じるように、エビをあまりつぶさないようにしています」と話す通り、プリッとした歯触りがたまりません。
 さらに、「煮干し酢」で味変するのもおすすめ。いった煮干しを酢に浸したもので、少し加えて食べると、さわやかさが増すだけでなく、複雑な味わいを堪能できます。
 2品目は、煮干しのうま味を凝縮した濃厚白湯スープの「白湯ニボソバ」(1100円)。目の前に出された瞬間から煮干しの香りが漂います。煮干しのうま味を最大限に感じられるよう、鶏や豚骨ベースの白湯スープをこし、砕いた煮干しを加えて混ぜ、もう一度絞るという手間をかけて仕上げています。
 夜は、「スペアリブとうち蒸し」(500円)や「肉焼売」(2個で250円)など本格中華の一品料理もおすすめです。片岡さんは40年間、中華料理の世界に身を置いてきました。調理師学校で中華の講師を務めた経験もあります。
 片岡さんは15年ほど前、「こんなうまいスープがあったのか」と煮干しラーメンのおいしさに目覚めたそう。還暦を機に、念願かなって店を構えました。
 「遊ぶ亀」と書いて「ゆうき」と読む片岡さんの父の名前が、店名の由来。「少しでも親子孝行ができたら。また、楽しんでできたらいいなと思って」と片岡さん。味に一切妥協せず、それでいて遊び心も伝わってくる店です。
中華ソバ あそぶ龜
札幌市西区発寒3条5丁目3-11
 

2大有名店のカレーを楽しめる!

 野菜にこだわったスープカレー専門店と、無水薬膳カレー店がタッグを組みました。
 デリバリースープカレー店の「C8curry」が移転してイートイン可能に。さらに、札幌市東区に本店を構える人気店「西神珈竰WAVE」の人気メニューも提供し、「一つのお店で二つのブランドが味わえる」とカレー好きが注目する店です。
 まず、「C8curry」の一品を。「じっくり煮込んだ角煮と野菜のスープカレー」(1550円)は、スパイスをしっかりと感じるコクのあるスープが自慢。鶏や豚骨のスープと和だし、トマトペーストをブレンドして作っています。
 角煮は柔らかく煮込んで一晩寝かせることで味を染み込ませ、スープに負けない美味しさに仕上げています。
 続いて、「西神珈竰WAVE」の「チキン ON 珈竰」(1290円)を。グルテンフリーで、油も極力使わない、体に優しい無水カレーです。ハーブなどで煮込んだチキンは鶏のうまさを十分に引き出していて、深みのあるカレールーにぴったりです。
 幻のタマネギと言われる東区特産の「札幌黄」をたっぷりと加えており、自然な甘さがふわっと広がります。うま味をアップするため、カツオぶしや道産昆布、塩麹といった和の素材も使っています。
 店長の新あずささんによると、タイプの違うカレーをどちらも食べてみたいと、二人で来店して1種類ずつ頼んでシェアする人も多く、一人で来店した人は「次は別のタイプを食べてみたい」とリピーターになってくれるそう。
 この店を経営している会社がキャンプ場の運営などアウトドア関連の事業も手掛けているため、ハンモックやテントなどを展示しているスペースも目を引きます。食事の前後に、アウトドアの擬似体験も楽しめます。
C8curry&西神珈竰WAVE
札幌市西区西町南12丁目5―13

本場・名古屋の味! 極厚サンド&あんかけスパゲティ

 2015年にオープンした「Café AoZoRa(アオゾラ)」。愛知出身のオーナーが作る名古屋グルメを目当てに、遠方からも来店者が多い評判のお店です。
 「コートレット」(1078円・イートイン価格)は、名古屋名物のあんかけスパ。肉や野菜のうま味が溶け込んだトマトベースのあんが、揚げたてのカツと相性抜群。コショウがピリッと効いて、さっぱりとしています。フライドポテトも名古屋では定番のトッピングだそう。
 あんとパスタが鉄板にくっつくのを防ぐため、パスタの下に卵焼きを敷き、ボリュームアップの具材にもなっています。
 店主のにっしーさんが北海道に引っ越してきて、あんかけスパを食べたくても提供している店がなく、自分の店で出すことにしたそう。愛知に住んだ経験のある人が「名古屋めし」を懐かしんで訪れる一方、初めてあんかけスパを食べる人からは「『なんじゃこれ?』と言われます」とにっしーさん。
 名古屋の喫茶店ではメジャーな「みそカツサンド」(825円・イートイン価格)は、自家製の赤みそだれがたっぷりで、キャベツとの相性が抜群。「厚焼き玉子サンド」(825円・イートイン価格)は、厚みのある砂糖不使用のだし巻き卵に、マスタードがアクセントになり、ボリューミーでも食べ飽きないおいしさです。
 パンチのある名古屋グルメを体験してみては。
 「Café AoZoRa(アオゾラ)」
札幌市西区西野3条4丁目6-7
※混雑時は提供までにお時間をいただく場合があります

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