ひとり旅に！斜里町のサウナ付きゲストハウス…ドミトリーも"鍵付き"で快適【知床】

今年2月にオープンした「HOTEL  BOTH」は、個室とドミトリータイプの部屋があるゲストハウスです。都市部では見かけるようになってきたゲストハウスですが、なぜ斜里町に作ろうと思ったのでしょうか？

「昨年の観光船事故の影響で、知床の町自体が落ち込んでいます。少しでも町を盛り上げられたらなと思って、ゲストハウスを作りました」と、マネージャーの丹羽さん。

観光の中心となるウトロからは離れ、斜里の町寄りに位置する「HOTEL BOTH」。どういったコンセプトがあるのでしょうか？

「世界自然遺産の国立公園があるウトロの手前なので、町自体は何もなく通り過ぎられるんです。『何もない町の楽しみ方』を提案したいと思っています。自然の中で鳥の声を聞いたり、おいしい地元ご飯を味わったり。ゆったり過ごすのにちょうど良いんです」と、丹羽さん。

知床に来る旅人がターゲットとのことで、ちょっとした滞在ではなく「町でゆったり過ごす」を目的にしている方にぴったりです！ ちなみに、ウトロへは車で30〜40分ほど、町の中心部へは5分ほどです。

建物の中は、全体的に木を基調としたナチュラルテイストで落ち着ける空間になっています。部屋などのこだわりを、丹羽さんに教えていただきました。

「ここは森に囲まれていて、どの窓からも森が見える作りになっています。木をふんだんに使用して、森と一体化したような『自然との調和』を意識しました」と、丹羽さん。

ゆったりとくつろげる空間は、部屋だけじゃありません。建物の奥には、なんとセルフビルドのこだわりサウナが備わっているんです！

「ここには、直ぐ側にある斜里岳の伏流水が流れています。水温が10℃を切っていて、これはサウナを作るしかないと思いました！ サウナ室には『パロサント』という、道東には存在しない南米原産の高級な香木を使用しています」と、丹羽さん。