2023.8.25

アウトドア / 釧路・阿寒・根室

朝の雲海・夜の星…絵画みたいな絶景!リニューアル1周年の「摩周湖カムイテラス」

道東弟子屈町にある摩周湖は「霧の摩周湖」や「摩周ブルー」など、さまざまな愛称を持つ北海道を代表する湖の一つです。

実は、摩周湖の楽しみ方は美しい湖をながめるだけでなく、早朝の雲海、夜の星空といろいろあるんです!

今回は、そんな摩周湖の自然を味わう拠点となる施設「摩周湖カムイテラス」を紹介します。

リニューアル1周年の「摩周湖カムイテラス」

展望テラス 星見チェア
昨年7月にリニューアルオープンし、1周年を迎えた「摩周湖カムイテラス」。建物自体は昔のままなのだそうですが、より摩周湖を眺望しやすく、1年を通して楽しめる施設に変わりました。

大きく変わったのは展望スペースです。建物の屋上がテラスになっていて、以前よりも湖面を鋭角に見下ろせるようになったそうです。
テラスにはヘッドレストが付いた背もたれの広いソファ(通称「星見チェア」)が設置され、座って摩周湖や星をながめられるようになりました。
「テラスは『ゆったりと景色を味わってもらいたい』という思いで作られています。座っても摩周湖をながめやすいように、鉄の柵をガラス製の柵に変えて、人工的な感覚を軽減しました」と、弟子屈町振興公社の菊地さん。

また、テラスの他に建物の中にもラウンジスペースが設けられました。たとえ極寒の冬でも、暖かい建物の中でじっくり摩周湖をながめられちゃうんです!
展望テラス ガラス柵
摩周湖カムイテラス ラウンジ 
ラウンジには、高さ2.4m〜横5.5mの大きな窓があります。「窓枠が景色を邪魔しないように大きな窓にしているんです。この大きな窓からは、まるで絵画のように絶景を切り取ったような摩周湖の写真を撮ることができます」

菊地さんにおすすめの時期を尋ねると、個人的には「夏の昼間」だと教えてくれました。
「太陽の位置が一番高く、本当の『摩周ブルー』を楽しめます。湖を囲む森林の深い緑と、神秘的な摩周湖の青のコントラストがとても美しいですよ」とのこと。

早起きして味わう絶景の雲海

摩周湖は早朝の雲海が有名なスポットでもあるんです。湖を埋め尽くす雲は圧巻で、日の出が上ってくると、とても神秘的な絶景が味わえます。

5〜6月になると、湖面と気温の寒暖差でできる水蒸気によって、霧が発生しやすくなるのだそう。「摩周湖は閉塞湖で雲が出ていきにくく、たまりやすい形状のため、雲海が見やすいんです」と、菊地さん。

見られやすい時期や時間は、6〜9月の日の出から9時ごろとのこと。摩周湖カムイテラスのWebサイトの「現在の摩周湖」というライブカメラで、日の出30分前ごろから様子を確認して来るのが良いですよと、教えてもらいました。
 
摩周湖 雲海

星見チェアで満天の星を大満喫

星空観察 星見チェア
摩周湖は湖の景色だけじゃなく、星を見るにもうってつけの場所であるのを知っていますか? 摩周湖カムイテラスは高台の上にあり、周囲には他に建物がありません。そのため空が開けて多くの星が見え、また光源も少ないので星の輝きを見やすいんです!

摩周湖カムイテラスからは、北極星がいつでも見える位置にあります。北極星を頼りに季節の星座を見つけていけるので、星空観測が楽しみやすいのだそうです。

満月の日は明るくて星は見えづらいですが、その代わりに夜の摩周湖の姿を楽しむことができます!

 
「テラスには『星見チェア』を設置したり、暗すぎると危ないので、ライティングにこだわったり、星空を楽しんでもらう工夫をしています」と、菊地さん。

星見チェアに座ってみると、クッション性のあるシートでヘッドレストも付いていて、座り心地がとても良いです。何時間でも星をながめられそう!
 
摩周湖 満月

地元名産品「摩周ルビー」の商品が人気

摩周湖カムイテラス 摩周ルビーコーナー
摩周湖カムイテラスでは、ここでしか買えないお土産もそろっています。地元弟子屈町の名産品「摩周ルビー」という「いちご」を使った商品が特に売れ筋なんだそう。

地元のお菓子屋と一緒に作ったというお菓子やクラフトビールは、パッケージもかわいくて女性に喜ばれそうです。加工品だけでなく、生のいちごを販売しているのは、町内でもカムイテラスだけなんですって!
また、カムイテラス限定のお土産も売れているそうです。発売したばかりのラングドシャは、他では買えない商品とのことでおすすめです。
摩周湖カムイテラス お土産コーナー

摩周湖に見立てたご当地ソフト「摩周ソフト」

摩周湖カムイテラス フードコーナー
お土産のショップの他に、フードコーナーも充実しています。青い色が目を引く、ご当地ソフトクリームの「摩周ソフト」は大人気!

摩周湖をイメージした青のラムネ・ミルクヨーグルト味のソフトクリームには、摩周外輪山の伏流水が使われています。黒いワッフルコーンは、摩周湖を囲む外輪山を見立てているそう。
 
筆者は、菊地さんおすすめの「摩周霧ソフト」をいただいてきました。ラムネの爽やかさとバニラ味のまろやかさ、ワッフルコーンにも少しほろ苦さがあっていろいろな味が楽しめます。
摩周霧ソフト

「摩周霧ソフト ¥450(税込)」

摩周湖カムイテラスはアクティビティの拠点!

摩周湖カムイテラス 外観
摩周湖カムイテラスは、景色をながめる他に周辺のアクティビティの拠点にもなっているんです。

摩周湖カムイテラスから第3展望台までのレンタサイクルサービス、冬は夏では行けないトレイルコースを楽しむためのスノーシューのレンタルサービスを行っています。

また、摩周岳登山口やロングトレイルのスタート地点でもあるので、熊スプレーのレンタルサービスも今年から始まりました。

リニューアルをして楽しめる幅が広がった摩周湖に、行ってみてはいかがですか?
 
摩周湖カムイテラス
住所:川上郡弟子屈町摩周湖第一展望台
電話番号:015-482-1530 
営業時間:午前8時30分〜午後5時
    (営業時間、定休日は変動しますので各店舗にご確認ください)
駐車場:あり(5月1日〜10月31日まで有料。バイク200円/乗用車500円/マイクロバス1,000円/大型バス2,000円)
公式HP:https://mashuko-iozan.jp/
Twitter:@mashuko_iozan
Instagram:@mashuko_iozan

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

リニューアル1周年の「摩周湖カムイテラス」

展望テラス 星見チェア
昨年7月にリニューアルオープンし、1周年を迎えた「摩周湖カムイテラス」。建物自体は昔のままなのだそうですが、より摩周湖を眺望しやすく、1年を通して楽しめる施設に変わりました。

大きく変わったのは展望スペースです。建物の屋上がテラスになっていて、以前よりも湖面を鋭角に見下ろせるようになったそうです。
テラスにはヘッドレストが付いた背もたれの広いソファ(通称「星見チェア」)が設置され、座って摩周湖や星をながめられるようになりました。
展望テラス ガラス柵
「テラスは『ゆったりと景色を味わってもらいたい』という思いで作られています。座っても摩周湖をながめやすいように、鉄の柵をガラス製の柵に変えて、人工的な感覚を軽減しました」と、弟子屈町振興公社の菊地さん。

また、テラスの他に建物の中にもラウンジスペースが設けられました。たとえ極寒の冬でも、暖かい建物の中でじっくり摩周湖をながめられちゃうんです!
摩周湖カムイテラス ラウンジ 
ラウンジには、高さ2.4m〜横5.5mの大きな窓があります。「窓枠が景色を邪魔しないように大きな窓にしているんです。この大きな窓からは、まるで絵画のように絶景を切り取ったような摩周湖の写真を撮ることができます」

菊地さんにおすすめの時期を尋ねると、個人的には「夏の昼間」だと教えてくれました。
「太陽の位置が一番高く、本当の『摩周ブルー』を楽しめます。湖を囲む森林の深い緑と、神秘的な摩周湖の青のコントラストがとても美しいですよ」とのこと。

早起きして味わう絶景の雲海

摩周湖 雲海
摩周湖は早朝の雲海が有名なスポットでもあるんです。湖を埋め尽くす雲は圧巻で、日の出が上ってくると、とても神秘的な絶景が味わえます。

5〜6月になると、湖面と気温の寒暖差でできる水蒸気によって、霧が発生しやすくなるのだそう。「摩周湖は閉塞湖で雲が出ていきにくく、たまりやすい形状のため、雲海が見やすいんです」と、菊地さん。

見られやすい時期や時間は、6〜9月の日の出から9時ごろとのこと。摩周湖カムイテラスのWebサイトの「現在の摩周湖」というライブカメラで、日の出30分前ごろから様子を確認して来るのが良いですよと、教えてもらいました。
 

星見チェアで満天の星を大満喫

星空観察 星見チェア
摩周湖は湖の景色だけじゃなく、星を見るにもうってつけの場所であるのを知っていますか? 摩周湖カムイテラスは高台の上にあり、周囲には他に建物がありません。そのため空が開けて多くの星が見え、また光源も少ないので星の輝きを見やすいんです!

摩周湖カムイテラスからは、北極星がいつでも見える位置にあります。北極星を頼りに季節の星座を見つけていけるので、星空観測が楽しみやすいのだそうです。

満月の日は明るくて星は見えづらいですが、その代わりに夜の摩周湖の姿を楽しむことができます!

 
摩周湖 満月
「テラスには『星見チェア』を設置したり、暗すぎると危ないので、ライティングにこだわったり、星空を楽しんでもらう工夫をしています」と、菊地さん。

星見チェアに座ってみると、クッション性のあるシートでヘッドレストも付いていて、座り心地がとても良いです。何時間でも星をながめられそう!
 

地元名産品「摩周ルビー」の商品が人気

摩周湖カムイテラス 摩周ルビーコーナー
摩周湖カムイテラスでは、ここでしか買えないお土産もそろっています。地元弟子屈町の名産品「摩周ルビー」という「いちご」を使った商品が特に売れ筋なんだそう。

地元のお菓子屋と一緒に作ったというお菓子やクラフトビールは、パッケージもかわいくて女性に喜ばれそうです。加工品だけでなく、生のいちごを販売しているのは、町内でもカムイテラスだけなんですって!
摩周湖カムイテラス お土産コーナー
また、カムイテラス限定のお土産も売れているそうです。発売したばかりのラングドシャは、他では買えない商品とのことでおすすめです。

摩周湖に見立てたご当地ソフト「摩周ソフト」

摩周湖カムイテラス フードコーナー
お土産のショップの他に、フードコーナーも充実しています。青い色が目を引く、ご当地ソフトクリームの「摩周ソフト」は大人気!

摩周湖をイメージした青のラムネ・ミルクヨーグルト味のソフトクリームには、摩周外輪山の伏流水が使われています。黒いワッフルコーンは、摩周湖を囲む外輪山を見立てているそう。
 
摩周霧ソフト

「摩周霧ソフト ¥450(税込)」

筆者は、菊地さんおすすめの「摩周霧ソフト」をいただいてきました。ラムネの爽やかさとバニラ味のまろやかさ、ワッフルコーンにも少しほろ苦さがあっていろいろな味が楽しめます。

摩周湖カムイテラスはアクティビティの拠点!

摩周湖カムイテラス 外観
摩周湖カムイテラスは、景色をながめる他に周辺のアクティビティの拠点にもなっているんです。

摩周湖カムイテラスから第3展望台までのレンタサイクルサービス、冬は夏では行けないトレイルコースを楽しむためのスノーシューのレンタルサービスを行っています。

また、摩周岳登山口やロングトレイルのスタート地点でもあるので、熊スプレーのレンタルサービスも今年から始まりました。

リニューアルをして楽しめる幅が広がった摩周湖に、行ってみてはいかがですか?
 
摩周湖カムイテラス
住所:川上郡弟子屈町摩周湖第一展望台
電話番号:015-482-1530 
営業時間:午前8時30分〜午後5時
    (営業時間、定休日は変動しますので各店舗にご確認ください)
駐車場:あり(5月1日〜10月31日まで有料。バイク200円/乗用車500円/マイクロバス1,000円/大型バス2,000円)
公式HP:https://mashuko-iozan.jp/
Twitter:@mashuko_iozan
Instagram:@mashuko_iozan

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

Official SNS

フォローして最新情報を受け取る